四季のテーブル
四季を通して旬の食材を味わう。フランス料理レストランシェフ直伝、家庭菜園で作れる食材を使った簡単レシピをご紹介します。

夏野菜のガスパチョ

夏野菜のガスパチョ材料

材料

(3~4人分/調理時間 約10分)

・トマト…260g
・トマトジュース…380cc  


<材料A>
*セロリ…50g
*きゅうり…120g
*赤・緑・黄ピーマン
      …各30g  
*玉ねぎ…40g
*にんにく…4g
*パイナップル…80g

・シェリービネガー…大さじ2
・EXバージンオリーブオイル…30cc
・天然塩…2g

<材料B>
*ローリエ(フレッシュ)…1枚
*赤唐辛子…1本
*バジリコ…1枚
*タイム…1枝
*パセリ…1枝


シェリービネガー

MAILLE シェリー酒ビネガー
スペイン・レレス産の良質なシェリー酒から作ったワインビネガー。
芳醇な香りとまろやかさが特徴。

EXオリーブオイル

ファースト・ディ・オブ・ハーベスト
アルベキーナ EXバージンオリーブオイル

初日に収穫したオリーブのみを使用。鮮やかな緑色と独特の辛味が特徴。

作り方

夏野菜のガスパチョ-作り方
夏野菜のガスパチョ-作り方

トマトを皮つきのまま乱切りにする。

※皮と実の間に栄養が多く含まれているので、皮ごと使用してください。


<材料B>をすべて刻む。


夏野菜のガスパチョ-作り方

ミキサーに、<1>の食材とトマトジュースをミキサーに入れて軽く回す。


ミキサーを一旦止め、オリーブオイルと塩を加えて再び回す。


夏野菜のガスパチョ-作り方

粒が残るくらいでミキサーを止め、シェリービネガーを加えて味を調える。

※シェリービネガー大さじ2のうち、大さじ1を「黒酢」に変えると、日本人の舌に合う親しみやすい味になります。


夏野菜のガスパチョ-作り方

<3>をボールに移し、<材料B>の香草類を加える。
冷蔵庫に入れて1日寝かせて完成。

※香草類を入れることで、味に深みが増します。 また、一晩置くと全体の味がまとまり、いっそう美味しくなります。


食欲が減退しがちな夏は、さっぱりとしたガスパチョがおすすめです。このガスパチョにはほとんど調味料を加えず、野菜や果物の甘みだけで作ります。ですが、パイナップルを加えるととても飲みやすくなるので、お子様にも喜んでいただけると思います。パパッと短時間で作れるアレンジメニューも、ぜひお試しください。

アレンジレシピ

海の幸のガスパチョ

海の幸のガスパチョ

ガスパチョは、魚介類との相性バツグンです!

  1. 皿にガスパチョをお玉一杯分流し入れる。
  2. お好みの魚介類(まぐろやサーモン、タコ、エビなど)をセルクルに入れて
    形を整え、<1>の中央に置く。
  3. イクラを適量乗せ、パセリを飾る。

ガスパチョそうめん

ガスパチョそうめん

めんつゆに飽きたら・・・さっぱりガスパチョでどうぞ。

  1. 深めの小皿またはコップにガスパチョを適量入れる。
  2. 別の皿に茹でたそうめん(または冷製用パスタ)を盛り付ける。
  3. <2>のそうめんの上に細く刻んだ大葉を乗せる。

そうめんをガスパチョにたっぷりつけてお召し上がりください。
フォークよりも「おはし」がおすすめです。

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島村 光徳

レシピ監修 : 島村 光徳 -Shimamura Mitsunori-

詳細プロフィール

1972年広島県生まれ。「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」オーナーシェフ。
ミクニヒロシマにオープン時より携わる。三國清三シェフの精神を引き継ぎ、
「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」をオープン。
見る者の心を揺さぶる、美しい料理と温かいおもてなしで人気を得ている。

レストラン シマムラにご来店の際、『庭ごはん』を見たとお伝えいただければ、食材をグレードアップいたします。

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